近頃多くご相談をいただくようになった、『和室を洋室にリフォーム』する工事に伴って一緒に考えるのが『押し入れをクローゼットに変える』リフォームです。元々は敷布団を仕舞うのに適した形状の押し入れですが、近年ではベッドを置く家庭も増えたため、収納方法のニーズが変わってきたのにも理由があります。
【押入れへの不満】
「押入れ」にはさまざまなものを入れることができますが、あまり布団を仕舞うこともなくなってきた現代では、生活スタイルに合わないと感じることもあるのでは?お客様から『押入れが使いづらいため物置状態・・・』『何を収納したか忘れた』『押入れが傷んできた』『和室そのものを使っていない』と押入れのご不満を聞くことがあります。
【押入れをクローゼットにリフォームすることで】
押入れをクローゼットにリフォームすることのもっとも大きなメリットは、押し入れに比べて、着丈の長い服もたたまずに収納できるということはないでしょうか。クローゼットにした場合、押し入れに比べて高さが約3倍にもなります。ロングコートなどを折りたたむことなく収納できるので、衣類の収納には適しています。押し入れにたたんで収納するとシワになるほか、通気性が悪いので、残念ながら衣類の管理にはあまり適していません。
【一般的なクローゼット】
最も多いリフォームは「一般的なクローゼット」への工事です。一般的なクローゼットのリフォームとは、押入れを完全にクローゼット化するリフォーム工事を指します。引き戸を折れ戸に変更し、中の棚をすべて撤去して、洋服用ハンガーパイプを取り付ける工事です。好きな位置に棚を追加で設置することもできます。通常はクローゼット内はクロスで仕上げることが多いです。
【ウォークインクローゼット】
押入れのスペースをさらに拡張して、「ウォークインクローゼット」を作る方も増えています。広い収納スペースに棚やハンガーパイプをたくさん設置することができ、洋服だけでなく靴やカバンといった、小物類やスーツケースなどの普段使わない物も収納することができるようになるので、収納力は格段に高くなります。収納すべきものがたくさんある方にとっては、ウォークインクローゼットは憧れですよね。
どのようにお家を使いたいのか、じっくり考えてみて下さい!
”やってよかった!”と思える、満足のゆくリフォームが出来るよう、是非とも参考にして頂けたらと思います。