知っておきたい!屋根の重ね葺き

今回は『屋根の重ね葺き(かさねぶき)』についてのコラムです。一年を通して、紫外線や雨風にさらされている屋根。大切な住まいを守るために、しっかりメンテナンスしておきたいところです。定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、屋根の劣化が著しく進み、塗装の効果を十分に発揮できない状態になってしまいます。その時に行うリフォームが屋根を新しい屋根材に葺き替える『重ね葺き』です。

大切な住まいを守る屋根リフォーム 【重ね葺きとは】

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重ね葺きは、コロニアル、スレート、カラーベストなどの既存の屋根の上に金属製の屋根材をのせていく、リフォームで主流になっている施工方法です。カバー工法とも呼ばれています。使用する屋根材は主に、金属製の『ガルバリウム鋼板』が使われ、軽量で高耐久なことが特徴です。

大切な住まいを守る屋根リフォーム 【重ね葺きにするタイミングとは】

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コロニアル、スレート、カラーベストといわれる屋根材は約30年前後で機能が低下し、本格的な改修が必要となる場合があります。3回目の屋根塗装を検討中の方、前回の塗装から期間があいてしまった方、コロニアルがパリパリと割れて状態がよくない場合などは、塗装では効果が期待できなかったり、施工できない場合があるので、重ね葺きがおすすめです。

大切な住まいを守る屋根リフォーム 【重ね葺きのメリット】

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重ね葺きは、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねていく工事のため、古い屋根材を撤去するための人件費・廃材処分費が発生しません。そのため、葺き替えに比べコストを抑えることができ、工期も短縮できます。また、屋根が二重になるので遮音性・防音性・防水性もアップします。

大切な住まいを守る屋根リフォーム 【重ね葺きのデメリット】

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全ての屋根材に対応しているわけではないので、施工自体できない場合があります。また、屋根の下地の傷みが激しい場合には施工することができないので、事前に下地の状態を判断することも重要になってきます。また、屋根が二重になるので、耐震性能にやや不利であるともいえます。また、塗装に比べると初期費用がかかりますが、塗装より耐久性に優れているので、長期的に考えるとコストを抑えることができます。

どのようにお家を使いたいのか、じっくり考えてみて下さい!

”やってよかった!”と思える、満足のゆくリフォームが出来るよう、是非とも参考にして頂けたらと思います。

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