日本の伝統的な京壁

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今回は『京壁(きょうかべ)』のメリット・デメリットをご紹介します!和室の内壁に多い京壁は、その独特な風合いが特長的ですが、経年劣化によって砂が落ちるなどの現象が現れることがあります。今後もし京壁が劣化してきてお困りになりましたら是非ともご相談くださいね。

【京壁とは】

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塗りに土を用いた塗り壁のことを指し、別名「聚楽(じゅらく)壁」とも言います。元々関西地方で採れた色土を塗って仕上げた壁のことを京壁と言われていましたが、樹脂をベースにした京壁が全国に広まり、樹脂入りの土壁も京壁と呼ばれるようになりました。京壁は漆喰、珪藻土と並ぶ代表的な左官材であり、和風なお部屋にぴったりです。

【メリット】

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高温多湿な日本の気候に合った調湿性の高さが魅力です。そして臭いなどを吸着する消臭効果があります。また防火性・耐火性に優れている上に天然成分のためシックハウス症候群になりにくいとも言われています。最近では家に和室を作らないご家庭も多いですが、京壁のかもし出す、落ち着いた和の雰囲気が好きな方も意外と多くいらっしゃいます。

【デメリット】

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熱伝導性が高いことが特徴ですので、夏場は比較的涼しく過ごすことができますが、冬場は断熱材の詰まった壁と比べると、通気性がよいので、暖房器具が効かずに冷え込みやすくなってしまいます。また、地震の際にひび割れたり脱落しやすく、汚れやキズに弱く、掃除・補修がしにくいことが挙げられます。

【リフォームの目安】

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経年劣化によって剥がれたり亀裂が入ることによって、砂がぽろぽろ落ちたり、触って砂が落ちるようになったらリフォームの時期が近付いていると言えます。シミや汚れ、傷は長年の手あかや擦れなどが原因で起こります。ぼろぼろになり過ぎると、塗り替えも大変になりますし、リフォームする期間や費用も変わってくるので、少しでも土が落ちてくるようになったらリフォームを検討することをお勧め致します。

どのようにお家を使いたいのか、じっくり考えてみて下さい!

”やってよかった!”と思える、満足のゆくリフォームが出来るよう、是非とも参考にして頂けたらと思います。

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